ぶら下がり健康器は正しい使い方を行うことで全身気持ちよく伸ばしてストレッチ出来る健康器具です。
デスクワークが多い人や椅子に座ることが多い人、運動不足の人にはぜひして頂きたい運動器具です。
片足やつま先でもいいので軽く足を地面に着け、気持ちよくぶら下がる事でストレッチになります。無理に手に力を入れず楽にぶら下がれる高さにすることが大切です。
今回はぶら下がり健康器の正しい使い方について詳しく解説させて頂きます。
目次
1.ぶら下がり健康器の正しい使い方
ぶら下がり健康器の高さを調整する
気持ちよくぶら下がれる高さに調整します。
軽く足がつく、または少し足が地面から無理なく浮いている高さが目安です。
完全にぶら下がって気持ちいいという人はそれでも大丈夫ですが、筆者は肩関節の安全面や怪我予防の観点からおすすめしません。
注意したいのは完全に足を浮かせながら、ぶら下がらないといけない!ということではありません。
そもそもぶら下がり健康器の目的は気持ちよく伸ばす・ストレッチを行うということですので、力んでしまうと交感神経がより優位になり、本来の目的から大きくかけ離れてしまいます。
片足やつま先でもいいので軽く足を地面に着け、気持ちよく伸ばす事でストレッチになります。
ぶら下がり健康器の高さを調整できるタイプを選び身長・体力に合わせて行ってみましょう。
ここでちょっと頭の体操!体操の選手を思い出しましょう!
オリンピックなどの体操の選手がぶら下がっている様子を少し想像してみてください。
体操競技はまさに1位2位を争うミスも許されない競技ですね。体操の種目でぶら下がる動作を見たことがあると思います。
気持ちよ~~くぶら下がっているでしょうか?
同じぶら下がるという動作でも、体操の選手は体の軸を整え筋力を使いぶら下がる動作をしています。
とても難しそうに見えますね。
同じ動作をしているように見えますが全く異なります。
ぶら下がり健康器はぶら下がるというより伸ばすというイメージが良いですね!
グリップを持つ手の幅を調整する
両手でグリップ※バーを持ちます。
肩幅にすると肩関節や首に負担となりやすい為、グリップを持つ手の幅は肩幅より少し広めにしましょう。
目安として気持ちよく万歳をした手幅にすることで普段伸ばしにくい部分を伸ばすことが出来ます。
大きく腕を伸ばして深呼吸するようなイメージで動いてみましょう。
デスクワークが多い人や椅子に座ることが多い人、運動不足の人にはぜひして頂きたい運動です。
ぶら下がることがきつい方は、脚がしっかり地面についても大丈夫です。その場合は上半身や体幹がメインにストレッチすることが出来ます。
無理に手に力を入れず楽に伸ばすことが出来る高さにすることが大切です。
2.ぶら下がり健康器を使う時の注意点
飛び乗ったり高すぎる高さに調整しない
両手でバーを持ちぶら下がる際、絶対にバーに飛び乗ったり、急にバーから飛び降りたりしないようにしましょう。
肩を脱臼したり関節を痛めてしまいます。また飛び降りると足首を痛めてしまいますので、絶対にやめましょう。
飛び乗らない高さに調整して行うようにしましょう。
椅子などや段など物を用意する場合はズレたりします。出来るだけズレないものを事前に用意して昇り降りを行うようにしましょう。
大切なことは”気持ちよく伸ばす高さに調整する”ということです。
長時間ぶら下がらない
長時間ぶら下がると、筋肉を一方的に伸ばす作用が強くなり筋肉に負担がかかります。
関節も同様に長時間同じ可動域を行っていると負荷がかかり怪我の原因にもなりますので長時間ぶら下がる事はやめましょう。
頑張ればいい!という訳ではなく、気持ちよく伸ばす・ストレッチを行う楽に行うということが大切です。
耐体重を確認する
例えば100㌔まで耐体重と表記されていても、それは懸垂のような動いてもいい動作を含まれた表記ではありません。あくまでもぶら下がり気持ちよくストレッチを行うレベルの表記です。
ご自身の体重に合わせたメーカーや商品を選ぶことが大切です。
3.ぶら下がり健康器の置く場所について
部屋の壁側に置きます。
マシンのメーカーや材質によって軽量のものがあり、人それぞれ体重や動き方などが違うため、倒れないように配慮しましょう。
ぶら下がり健康器は反動をつけて運動しないようにしましょう。
ぶら下がり健康器は高さがありますので自宅に置く場合、部屋の高さをしっかり考慮して選びましょう。
4.人それぞれの目的や体力・筋力に合わせる
ぶら下がり健康器は”きつい!”と感じる人もいれば、”気持ちいい!”と感じる人もいます。
逆に良い運動不足の解消になった!と思う人や、全く筋力アップには繋がらなかった!と感じ方が様々です。
どうしてこのように色々な意見にわかれるのでしょうか?
個々にもつ関節の可動域や筋肉の柔軟性によって感じ方は人それぞれです。
※人それぞれの目的や体力・筋力などそして運動経験が異なるので感じ方に差が出てきます。
身長や体格・体重によってぶら下がる人の重さが違います。
※子供のように体重が軽い人の方が楽に感じ、体重が重い人の方がきついと感じるわけです。
ぶら下がり健康器のメリット・デメリットをうまく活用することでご自身の目的や体力・筋力に合わせて行うことができます。
7.まとめ
ぶら下がり健康器は全身を気持ちよく伸ばすことができるストレッチを主に目的にした器具です。
簡単にぶら下がって伸びるだけでストレッチが出来るのですが、今まで、きつい!と感じた人やもう少し伸びを感じたい!という人は、
ぶら下がり健康器の高さを変えたり、グリップを持つ手の幅を変えることで、また感じ方が変わってくると思います。
今回はぶら下がり健康器の使い方について解説させて頂きました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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